先住民

直さんと僕を空港にむかえにきてくれたソニアさんはアラスカの先住民の血を受け継いでいるらしい。

ホテルをかりようとしていた直さんに
「それなら私の家に泊まればいい!」
と三日間おせわになることになった。

もともとアンカレッジで三泊してから西の町、ノームに向かう予定であったのでありがたいことであった。

ソニアさんはアーティストである。彼女の住む家にもビックリしたがそれ以上に驚いたのはアトリエである。
日本で言う「錆トタン」で作られたアトリエ。大竹伸朗氏の作品ではないかと目を疑うばかり。ウッキー冨士原氏が見ると嫉妬するような、そんなアトリエである。

彼女の作品作りにもそれはあらわれている。
風船のようなものに棘が一面にある作品。風船のようなものはイヌイットが狩猟したアザラシの胃袋で、鉢はハイウェイでひかれたハリネズミの針。アトリエのさびトタンはイヌイットが使っていた海沿いにあった漁のための小屋を解体した時に出たものらしい。

どこかで聞いたことのあるようなモノづくりだが、極寒の地で暮らすイヌイットは過酷な地で、目の前にあるものだけで工夫し命をつないできた。その血をひく彼女がアートを通し訴えかけたいことが作品に表れているような気がした。

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