北の国

僕が小学校の高学年の頃、倉本聰さんが原作、脚本を書いた
「北の国から」というドラマがスタートした。はっきりと覚えていないが北海道のか過酷な自然の中で生きる家族の話であった。

私たちを空港にむかえに来てくれたソニアさんの父、パトリックさんはアイリッシュと先住民のの血をひいているという。直さんとつくづくその話になるのだが、ネイティブの血をひく人たちの、心の温かさというか、思いやりの素晴らしさはまさにパトリックさんがその人であった。

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ノームに到着したばかりの私たちを(レンタカーは翌日)なんとか楽しませてあげようと、いろんなところを案内してくれた。
ただ、メインストリートも小さく町の信号がたった一つしかないノームの町は一瞬にして案内するところがなくなってしまう。
そして必然的に最終向かうのが、パトリックさんの家であった。

結果的にとてつもない聖地のようなところに行くことになるのだが、そこはまさに「北の国から」であった。

町から荒野に車をとばし、20分ほど走った隠れた山と山の間、谷のところに家があった。もちろんのこと近所は存在しない。
僕自身の常識が全て覆されるような家であった。全てが手作りで、常識も何もあったものではない。ただ「生きる」というシンプルなことだけがそこにはある。

電話はもちろんのこと繋がらず、水道は自分で雪解け水を引き込み、電気は小さなソーラーでほぼ音楽を聞くためだけに備え付けられていた。キッチンはオーブンと薪ストーブが合体したもの。

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その日の夜はそこでカリーブー(トナカイ)の料理をいただくことになる(それから三日間夜はこちらでご馳走していただけることになる)。

直さんを中心に美味しい食事と、お酒と笑顔で満たされた時間を過ごした。この場所を見たとき、なぜこんなところに暮らしているのか疑問であったがそんなことすらどうでもよく思えた。

ただ、北海道とは違いさらに過酷なのか、普通の家には決してある訳がないブルドーザーをはじめ大きな重機が何台もあった。
パトリックさんは笑顔で、オンボロの重機を指差し
「1947年製!!」自慢げに笑っていた。
日本ならすぐにスクラップにされてしまうであろう。

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