夕陽の欠片

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夏の頃はまだ西の方角から光が夜空に
放出されて明るかった。

今は帰る車の中から見る世界は真っ暗になっている。

帰りの車の中では何故だか音楽を恋しく思う。

暗闇が、夕焼けが寂しいからか
わからない。

流れるレパートリーは一年を通して変わらない。

季節が変わっても暗闇が変わっても
同じ音楽を聴いているような気がする。

今日は夕焼けが美しかった。

ぶら下げられたガラスには真っ赤な光が注がれていた。

帰るころ
暗闇の中で星を探した。

夕陽の欠片が空に残っているような気がした。

雲の隙間に、
微かに星が輝いていた。

ちょうど空を眺めているとき、
冷たい夏が流れてきた。