見えるものと、見えないもの

今日もまた、しずかな海を見ていた。
沈みゆく夕日を見ていた。
急に、ふと、いつか読んだあの言葉をはっきりと思い出したくて、ページをめくった。

ーー僕たちが毎日を生きている瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地の差ほど大きい。
「旅をする木」星野道夫

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